Xp on Hyper-Vのネットワーク問題とmobileimapのインストール
Hyper-V上にインストールしたWindows Xpに複数の固定IPアドレスを割り当てようとすると、最後に設定した1つ以外は勝手にDHCP取得のフラグが立ってしまう模様。ただし、そのままネットワーク設定をいじらなければ固定IPアドレスは保持されている様子。
Xpにcygwinをインストールしてmobileimapを動かしてみるが、スタックが足りないエラーがでて動かず。仕方がないのでVine Linuxのほうで動かすことに。こちらはまったく問題なく設定完了。
Vine Linux on Hyper-V
今度はHyper-V上にVine Linux 5.0をインストールしてみる。
Xpと同じく、仮想マシンの新規作成でレガシーネットワークアダプタを追加。メモリーは128MBとした。Windows Web Serverに1GB、Xpに256MBが既に割り当てられているので、これ以上の確保は難しい模様。4GBに増設したほうがいいかもしれない。
インストール時にマウスが効かない問題はXpと同様だが、インストール後もVine Linux用の統合サービスが無いためマウスが使えない。正確には、Linux用の統合サービスは存在するがVine Linuxでの動作確認が取れていない。インストールも面倒なのでここはvncを使うことにした。
インストール時にfirewallは切ってあり、SSHでログインできるようにしてあったので別マシンからログインし以下の通りに操作。
$ ssh -l △△△ xxx.xxx.xxx.xx
====中略====
$ su -
# apt-get update====中略====
# apt-get install vnc-server
====中略====
# exit
$ vncserver :0
この状態で他のマシンからvncでアクセスすると寂しいX画面のままなので、.vnc/xstartupのコメントアウトしてある部分を外して再度vncserverを立ち上げる。これでGNOMEのデスクトップがvnc越しに見えるようになる。
Windows Xp on Hyper-V
Hyper-V上にWindows Xpをインストール。まずは通常どおり管理コンソールから新規の仮想マシンを作成。HDDは30GB、メモリーは256MBとした。
インストールの高速化のためにisoイメージをHyper-Vサーバ上にコピーしようとしてハタと気づいたが、共有フォルダなどを設定していなかったためこのままではイメージファイルが転送できない。
サーバ上に共有フォルダをつくるためにまず、サーバ構成メニューでワークグループを設定し、管理用PCと同一のワークグループに所属させた。さらにコマンドラインから適当なフォルダを作成し、以下のように共有設定を行った。
C:\>mkdir share
C:\>net share share=c:\share /grant:administrator,full
これでC:\shareがadministratorにフルアクセスで共有されたので、管理用PCからイメージを転送し、Hyper-V管理コンソールでCDドライブに設定。仮想マシンを起動させるとイメージからOSを読み込み、無事立ち上がった。
しかしインストール作業が進みGUI画面になったところでマウスをクリックすると「マウスがキャプチャできません」とエラーが出た。色々調べてみるとゲストOSに「統合サービス」をインストールする必要があるらしい。インストールが終わるまではこの作業はできないため、とりあえずキーボードショートカットを駆使してなんとかインストールを完了させた。
ここで、仮想マシンウィンドウメニューから統合サービスのインストールを選ぶと、「XpではSP2以降でないとインストールできない」などとまたエラー。インストールしたのは無印のXp Professional。仕方がないのでwindows updateをかけようとするがネットワークが見えない。どうやら仮想マシンの設定で「レガシー・ネットワーク・アダプタ」を追加する必要がある模様。構成を変えるには仮想サーバが停止している必要があるのでXpをシャットダウン。ところがきちんと停止させるには管理コンソールで停止ボタンを押す必要があるがまたもや統合サービスがインストールされていないせいでこれが効かない。つまりXpのメニューからシャットダウンしても、Hyper-Vにはシャットダウンしたことが伝わっていないらしい。
(たまたま私の環境ではそうなっているが、そうでない場合もある模様)
面倒なので仮想マシンを一旦削除し、再度作成。今度は仮想ネットワークを利用せず、レガシーネットワークアダプタを追加。ディスクドライブはさきほど使ったものを設定。起動させると早速新しいハードウェアとしてレガシーなNICが検出されて自動的にインストールが完了し、ネットワークを通して外に出て行けるようになった。windows updateでSP3まで上げ、統合サービスをインストール。ようやくまともにマウスが動くようになった。管理しやすくするためリモートデスクトップも設定。
Hyper-V上の仮想マシンにSP2以前のWindows Xpをインストールするためのキーポイントは
・仮想マシンの新規作成時に仮想ネットワークアダプタを設定せず、レガシーネットワークアダプタを追加
・インストール後、windows updateでまずSP2まで上げてから統合サービスをインストール
という2点である。尚SP2以降であればOSのインストール直後に統合サービスもインストールでき、そこに仮想ネットワークアダプタ用ドライバも含まれているはずなので、通常通り新規作成時に仮想ネットワークアダプタを設定しても問題ないはずである。
Hyper-V ServerとWindows Web Server 2008 R2のインストール
適当なマシンを用意してWS2008を入れてもいいのだが、せっかくなので出先から管理すべく、Core2Duo 2.0GHzの載ったThinkPad X61に、別マシン上のVMWARE Serverで作ったWS2008 Standardのディスクイメージをコピーし、VMWARE Player 3.0で起動。そこからHyper-Vサーバを管理する手を考えた。
ところが、VMWARE上のWS2008にHyper-Vの管理を追加するまでは良かったがそこから実際に接続するとRPCエラーなるものが出てHyper-Vに接続できない。
色々試した結果、VMWARE上の仮想ネットワークをNATではなくブリッジにして、サーバと管理用サーバのネットワークが同一セグメントになるように変更したところ、上手く通信できるようになった。しかし出先からのHyper-V側の管理がこれでは困難なので、同一セグメントにあったWS2003マシンにVMWARE PlayerをインストールしてWS2008を動かすように変更。これで、出先からWS2003にアクセスしてそこからVMWARE上のWS2008を経由してHyper-V Serverの管理が可能になった。
新しい仮想サーバを作成し、HDDに昨日作ったWWS2008のディスクイメージを割り当てた。メモリーは1GBを設定。
これでようやくHyper-V上でWWS2008が起動するようになった。
公開用にグローバルな固定IPを割り当てたので、DDNSではなく自前でDNSを立てて管理することにした。役割の追加でDNSサーバを追加。「管理ツール→DNSマネージャを使って、既に取得してあったcomドメインの正引きと逆引きを登録。これで外からドメイン名でアクセスできるようになった。
次にIISを有効化。Microsoft Web Platform Installer 2.0という代物を見つけたので早速これを使ってPHPが動くようにしたりした。ついでに課題にも入っているwordpressも入れてみた。
最後にリモートデスクトップを有効化して終了。
Hyper-V Serverと仮想サーバのインストール
一旦Hyper-V Serverを消して評価版Windows Server 2008 R2 Enterpriseをインストール。このとき、HDDのパーティションを100GBと残りに分けた。
100GBのほうにOSを入れ、残りのほうはWS2008R2上でHyper-Vを有効にして仮想マシン用のディレクトリを設置。40GBほどのドライブに、microsoftから送られてきたWindows Web Server 2008 R2をインストール。
ここで再度WS2008を消してHyper-V Serverを再インストール。あとは管理用マシンからさきほど作ったWWS2008のドライブを仮想サーバにインポートすれば完了するはずだが、肝心のHyper-Vが管理できるマシンが用意できない。